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【鎌倉殿の13人】ざっくりコラム 第25話 ついに巨星墜つ!

こんばんは!旅人サイファです!

NHK大河ドラマ【鎌倉殿の13人】ざっくりコラムをお届けします。

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~全てを思いのままにしてきた男は今、不安の中にいる~

 

天皇家からの束縛を排し、武家政権の樹立という、これまで誰もなし得なかった革命を起こした源頼朝。一代の英雄の死が迫っています。

 

自らの余命への不安。自ら亡きあとの鎌倉政権への不安。そして御家人たちへの不安。

 

晩年の頼朝は、のしかかる幾多の不安に心のバランスを失いつつありました。

 

征夷大将軍として、東国の支配権と全国の守護任命権を有しているとは言っても、まだまだ磐石とは言えない鎌倉政権。

 

実力では勝っていても、あくまでも天皇家から任命された役職に過ぎない鎌倉幕府という制度。これでは、いつ、西国で天皇を担いだ輩が出現し、その地位を追い落とそうとするか…。天皇家を完全に抑えている訳ではない鎌倉は、まだ不安定な政権に過ぎません。

 

そんな不安の中、頼朝の命が燃え尽きようとしています。

 

義経、範頼という弟たちを倒滅し、上総介など自分に心から従わない御家人を討つなど、横暴を極めた頼朝でしたが…その死の直前になって、かつて伊豆で流浪生活を送っていた頃のような穏やかな笑顔を見せるようになりました。

 

1198年、相模川の橋供養の帰りに、頼朝は乗っていた馬から落馬し、生死の境をさ迷っています。一説には、平家の亡霊をみた、または義経の亡霊が現れた等言われています。

 

しかし、この落馬死亡説、武家の棟梁の死因としては、明らかに不名誉すぎはしませんでしょうか?

 

仮に落馬がきっかけで死亡したことが事実にせよ、武家の名誉を慮れば、絶対にそのようなことは伏せるはず。

 

と、すれば…?板東の御家人たちの心は既に頼朝から離れつつあったのかもしれません。

 

平家は武士ながら、やがて貴族化したことで、全国の武士からの信頼を失い、やがて源氏によってめつぼうの憂き目にあっています。

 

もしかしたら…?何かしら、裏で事件があったのかもしれません。それを、落馬という武士にあってはならないような不名誉な事故と明記することで、その正統性をアピールする狙いがあったのかも?

 

真実は闇の中ではあります。しかし、一代の英雄・源頼朝という巨星が墜ちたことで…また新しい形で歴史は動き始めることになります。

 

いよいよ、ここから後半戦。真実の「鎌倉殿(頼家公)と13人」の合議制が本格的に動き始めます。

 

この時、北条義時はどう動くのか?

 

後半戦も、目が離せそうもありません!

 

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