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『西本願寺』無料ガイドツアーに参加してきました!【紅葉の京都ひとり旅】⑳

こんにちは!旅人サイファです。

 

今回は、前回ご紹介した「東本願寺」と相対する『西本願寺』の拝観レポートをお届けします。f:id:traveler-cipher:20220323103015j:image

この日は、ちょうどタイミング良く本願寺のお坊さんによる無料ガイドツアーに参加できましたので、そちらも合わせてレポートします。


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前回の記事でも触れましたが、ここ『西本願寺』とお隣の「東本願寺」は二派に分裂した兄弟関係です。こちらは通称「おにしさん」。正式名称は『龍谷山本願寺』、宗派名は「浄土真宗本願寺派」です。


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無料ガイドツアーは1日4回行われています。予約等は不要で、指定時間に総合案内所に集まるだけ!この日は私含めて7-8人が参加されていました。


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日によって回る順番やコースも違うのかもしれません。この日は、総合案内所をスタートして→大銀杏→御影堂→書院→唐門と回る、およそ30分のガイドツアーでした。


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ガイドのお坊さんを先頭にしてガイドツアースタート!まずは境内を歩きます。途中途中で非常に興味深いお話を聞かせて下さいました。

 

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お坊さん

本願寺というお寺は、面白いところでして、宗祖のお墓がスタート地点なんです。」

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お坊さん

浄土真宗を開いた親鸞聖人はその死後、東山の山麓に葬られました。その親鸞聖人のお墓は、いたく簡素なものでした。親鸞聖人の末娘の覚信尼さまは墓所の寂しいことを嘆き、親鸞聖人の死後10年経ってから、六角の廟堂を建て、そこに親鸞聖人の影像を安置し遺骨を移しました。これが「大谷廟堂」というお堂です。」

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お坊さん

「この大谷廟堂を守っていた覚信尼の子孫が代々、留守職として廟堂を守ったのが、本願寺の始まりです。」

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サイファ

ふむふむ!つまり、親鸞聖人のお墓と御影像こそが浄土真宗本願寺の魂と言う訳ですね。

 

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お坊さん

室町時代から戦国時代にかけて、本願寺は一大隆盛期を迎えます。本願寺はその本拠地を、越前吉崎→京都山科→大坂石山へと移しながら、当時日本一の信者数を誇っていました。」

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お坊さん

「そんな中、当時天下を伺っていた織田信長と対立。前後10年にも及ぶ石山合戦に突入して行くのです。」<

かの有名な石山合戦ですね。当時日本最高の軍隊を持っていた織田軍団と互角に戦えたということ自体、驚くべきことですよね。

 

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お坊さん

「やがて織田信長と講和し、大坂石山を退去した本願寺勢は、一時期、紀伊鷺ノ森に逼塞していました。しかし本能寺の変で信長が倒れると、後を継いだ豊臣秀吉によって京都六条の地を与えられます。それが現在のこの地、本願寺です。」<

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お坊さん

「京都にお堂を移された直後、当時の法主顕如上人は息を引き取ります。この時、その法統は、遺言により三男の准如上人が継ぐことになりました。この系統が、現在の西本願寺です。一方、兄である長男の教如上人はそれに反発。徳川家康の後ろ楯を得て、烏丸七条の地に土地を与えられ、別の系統を立てるのです。これが "東本願寺" です。」

つまり、ここ『西本願寺』は豊臣秀吉の力添えによって、「東本願寺」は徳川家康の力添えによって、それぞれ復活を遂げたのです!

 

そのため、「西本願寺は豊臣&朝廷寄り」「東本願寺は徳川寄り」というスタンスで教団経営が行われました。政権側には、東西分断させておいた方が、あの恐ろしい本願寺の力を削ぐことができるだろう…という思惑もあったようです。

その結果、西と東の本願寺は、お互い反目対立しあう存在のまま、現代にまで至っています。

 

さて、ここからは境内の見どころを解説してくださいます。

 

「大銀杏」
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境内の真ん中には、樹齢400年とも言われる大銀杏が立っています。

かつて江戸時代に本願寺が火災にあった際、この銀杏から水が噴き出して消し止めたという伝説があります。そのため、別名「水吹き銀杏」とも呼ばれています。

 

「御影堂(国宝)」

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続いて向かったのが、本願寺の魂とも言うべき「御影堂」です。江戸時代初期に建てられたもので現在は国宝に指定されている貴重な文化財


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内部は金ピカ豪華絢爛!金をふんだんに使った装飾に圧倒されます!

ここでは、毎日11:00~お坊さんによる法話を聞くことができます。なかなかお坊さんの法話を聞く議会も少ないので、もしもタイミングが合えばぜひ聞いてみてください。信者でなくとも参加することができますし、日常の中でとても大切なお話を聞くことができますよ。


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「御影堂」は本願寺にとってとても大切な場所。それだけに、その内装も素晴らしいです。灯籠(照明)ひとつを見ても、その豪華さは際立っていますよ!


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ここ『西本願寺』の床や廊下を歩いていると…面白いものを見つけることができます。

それが「埋め木」と呼ばれるもの。これは、床や柱を補修に使用するものです。本願寺では、抜けてしまった木の節や穴に、当て木をして修復するという技法に、ちょっとした遊び心が見られます。これは、瓢箪と魚(クジラ?)!


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また、ところどころにこんな♡マークがあったりもします!床や柱にもこんな見どころが隠されていますので、キョロキョロしてみてくださいね!

 

「唐門(国宝)」f:id:traveler-cipher:20220326102846j:image

桃山時代の豪華絢爛な装飾が施されているのがこの唐門!こちらも国宝に指定されています。屋根は檜皮葺き、優雅なカーブを描く唐破風、金箔や極彩色で彩られた彫刻!


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2021年9月に修復を終えたばかりの唐門は、その彫刻の見事さに、日が暮れるまで見いってしまうことから…別名「日暮しの門」とも呼ばれています。

 

飛雲閣(ひうんかく, 国宝)」f:id:traveler-cipher:20220326201056j:image

また通常非公開ではありますが、境内の南端に建てられている「飛雲閣」も必見です!西本願寺の境内からは、塀越しにその姿を見ることができます。

 

こちらは、金閣寺銀閣寺と並ぶ京都三閣のひとつ。その周りの庭園「滴翠園」と共に、年に数回特別拝観が行われるので、もしも運良く公開されていたら…必ずお立ち寄りください!この「飛雲閣」は、秀吉の建てた聚楽第の一部とも言われています。

 

ちなみに…ここ『西本願寺』も含まれている、世界遺産古都京都の文化財」に登録されてい?のは17の神社、寺院、城郭です。このうち、13が仏教寺院ですが、参拝料を無料にしているのはここ『西本願寺』だけなんです!他は全て有料!

これ、ガイドして下さったお坊さんに質問してみましたが、明確な答えは返ってきませんでした。『西本願寺』だけが無料ってことも意識していなかった様子でしたね。

 

恐らく、浄土真宗そもそもの宗旨が「民衆救済」にあることが一番の理由ではないか…と仰っていました。穿った見方をすると、それに加えて熱心な檀家・信者さんによるお布施(寄付)で寺院経営が賄えていることが理由なんだと思います。

 

いずれにせよ、こんな素晴らしい文化財を無料で拝観させて頂けるのはありがたい限りです。


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さて!長らく連載してきた【紅葉の京都ひとり旅】シリーズも今回で最終回!お付き合い頂きまして、まことにありがとうございました!

2.3日小記事を挟みまして…4月からは【年末年旅行記】の連載をお届けします!

 

次は、大阪から淡路島、小豆島を通って神戸に戻る瀬戸内東部旅行記です!お楽しみに!

 

西本願寺

アクセス

JR東海道新幹線ほか 京都駅より徒歩15分

京都市バス9.28.75系統 西本願寺前より徒歩すぐ

 

開門時間

5:30-17:00

 

定休日

年中無休

 

参拝料金

無料

 

駐車場

参拝者専用無料駐車場あり

 

アドレス

京都府京都市下京区堀川通花屋町下ル本願寺門前町

075-371-5181

 

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