こんにちは!旅人サイファです!
昨年秋に訪れた【紅葉の京都ひとり旅】三日目。夜の嵐山を散策しています!
前回ご紹介した「嵐山 祐斎亭」から歩いて、この日は夜間拝観をハシゴ!次の紅葉ライトアップスポットへやってきました。
ここは天龍寺のすぐ近くにある『宝厳院(ほうごんいん)・獅子吼の庭(ししくのにわ)』です。12月初旬でしたが、紅葉ばっちりでした!
『獅子吼の庭』は、天龍寺の塔頭のひとつ『宝厳院』にある庭園です。元々は室町幕府の管領・細川頼之によって京都御所近くに建てられた寺院です。
しかし、やがて応仁の乱により焼失。その後再建、移転を経て現在の嵐山の地に再興されています。
「獅子吼」とは仏が説法するという意味。庭園内を散策し、鳥の声、風の音を聴くことによって人生の真理、正道を肌で感じる「無言の説法」を体感できるお庭と言われています。
まずは入口でチケットを購入して内部へお邪魔します。
『宝厳院』そして『獅子吼の庭』は、通常非公開。中に入ることはできません。春と秋の特別拝観期にしか見学することができないのです。また、紅葉の時期のみ夜間特別拝観が行われ、美しくライトアップされたお庭を堪能することができるのです。
筆者はこちらの前に「嵐山 祐斎亭」を見学してから向かったので、行列は落ち着いていました。ピークの時期には、入場待ちの行列が保津川の川縁まで続くこともあるとか!
『獅子吼の庭』は、嵐山を背景にした「借景回遊式庭園」です。夜なので借景は見えませんが、ここは人の少ない朝早くにもう一度楽しみたいところですね。
お庭に足を踏み入れるなり…圧倒的な紅葉!ちょうど見頃ですね!
まるでトンネルのように頭上を覆うカエデが素晴らしいー!
角を右手に曲がるとぱっ!と視界が広がります。敷き詰められた丸石、散りばめられた銘石、そして下草と紅葉がライトアップで浮き上がる様が素晴らしい!
どこか宇宙を感じさせます。日本庭園と現代的なライトアップのコラボ。こういう楽しみ方もあるんですね。
赤、緑、青、藍…様々な色合いで表現される庭園。とても綺麗ですが…SNS映えを意識した演出が、やり過ぎと感じる方も多いかもしれませんね。私は好きですけど。
園内はぐるり一周できるようになっています。西側に少し高台になっているところがあります。ここもまた素晴らしい眺め!中央の建物を取り囲む紅葉と石庭が一幅の絵画のように!右手の竹林の緑が添えられているのも良いですね。
足元には、こんな照明も。とってもお洒落!
そしてこれが、『獅子吼の庭』の象徴とも言われる「獅子岩」です。園内で最も大きな石で、見る角度によっては、今でも動き出しそうな獅子に見える…らしい?
さて、いかがでしたか?春と秋の特別拝観期間にしか入れない『宝厳院・獅子吼の庭』!特に秋のみ行われているライトアップは一見の価値ありです!ぜひ今年の秋にいらしてください!
これだけのカエデが植えられていたら、春の新緑の季節も凄いでしょうねー!次回は春の特別拝観に来たいと思います!
帰りは嵐電に乗ってお宿へ戻ります。せっかくなので、キモノフォレストを抜けて電車に乗りました。お宿は清水五条なので…嵐山からですと帰るのがちょっと大変(笑)
キモノフォレストについてはこちらをご参照ください
宝厳院 獅子吼の庭
アクセス
嵐電 嵐山駅より徒歩3分
阪急嵐山線 嵐山駅より徒歩10分
拝観期間
春の特別拝観 例年3月2週目~6月末
秋の特別拝観 例年10月1週目~12月1週目
夜間特別拝観 例年11月2週目~12月1週目
拝観時間
日中特別拝観 9:00-17:00
夜間特別拝観 17:30-20:30
定休日
拝観は特別拝観期間のみ
それ以外は拝観謝絶
拝観料金
日中拝観 大人500円 小・中学生300円
夜間拝観 大人600円 小・中学生300円
駐車場
なし
周辺コインパーキング利用
アドレス
075-861-0091
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