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【鎌倉殿の13人】ざっくりコラム 第11話 九郎義経は黒義経!

こんばんは!旅人サイファです!

NHK大河ドラマ【鎌倉殿の13人】ざっくりコラムをお届けします。

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治承4(1180)年。ついに、時代が動きました。

 

これまで、所領の差配は朝廷(天皇と貴族)の専売特許でした。

しかし、源頼朝率いる東国武士団は、この慣習を無視!独自に切り取った平家方武士の領地を没収し、自らに味方した武士たちに分け与えました。

決して全国規模の組織にはなり得ていませんが、この瞬間、鎌倉に独自政権が成立したことになります。

 

実はこの天皇家支配を無視した地方独立政権。これ、実は頼朝の独創ではなく前例がありました。この時代から遡ること240年前、平将門が東国に作ろうとした新しい世界。

それこそが、天皇家ではなく、将門を新皇とした新しい主従関係を軸にした政権です。

 

しかし、この将門の東国政権は、わずか2ヶ月ほどで崩壊します。もしも、平将門の支配が長く続き、全国規模に広がっていたら…常陸時代・平家時代となり、頼朝の出番もなくなっていたことでしょうね。

 

この時点で、頼朝は「介殿」から「鎌倉殿」となり、その配下の武士たちは「御家人」として正式な主従となりました。この時点では、まだ平将門と同じステージに登っただけの反乱軍。頼朝のすごいところは、この政権を東国のみならず全国規模で作り上げたこと。

ここから先は、将門もできなかった未知の領域へ歩を進めることになります。

 

さて、鎌倉を拠点に東国武士団の結束を強めていく頼朝。そんな中、新たに組織に加わったのが「梶原景時(中村獅童)」。彼は、武士団のお目付け役として…鎌倉政権の中で重要な役割を果たすことになります。

 

その梶原景時の因縁の相手こそが…「源九郎義経(菅田将暉)」。腹違いの兄弟である「義円」を疎ましく思った義経は…感情の思うまま、義円を騙し窮地に陥れます。

戦上手、悲運の英雄として語られることが多い義経の闇の部分。まさに「英雄・九郎義経」ではなく、『黒義経』として描く三谷脚本。非常に興味深い展開になってきました。

 

やがて、義経に降りかかる悲劇の…伏線とも言えるでしょう。

 

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