こんにちは!旅人サイファです。
本日もブログへお立ち寄りいただきまことにありがとうございます!本日は【紅葉の京都ひとり旅】シリーズから、旅行記二日目の記事をお届けします。
この日は、午前中に「東福寺」→「伏見稲荷大社」と京都南方の寺社を散策した後、京阪電車で宇治までやって来ました。
まずはじめの目的地はこちら!『平等院鳳凰堂』!いかがですか!?紅葉真っ盛り!
京阪宇治線の終点・宇治駅までは、中心部の祇園四条駅から中書島駅乗り換えて、およそ30分。意外と近いんですよね。
京阪宇治駅からは、とぼとぼ歩いても10分ほどで『平等院』にたどり着きます。途中の門前商店街は、抹茶パフェや茶蕎麦のお店が並んでとても賑やかでした!
早速券売所でチケットを購入して境内へ。朱塗りの門が美しいですね。
門をくぐると、早速見事な紅葉がお出迎え!
11月の週末はかなりの行列ができていますが、この日はサクサクと入ることができました。やはり12月の紅葉散策、最高ですー!
入り口は『鳳凰堂』の右手側から。横から見る鳳凰堂もまた見事なものです。手前にかかる橋が素敵!まさに極楽浄土へ渡る橋のようです。
ちなみに追加料金を支払えば、鳳凰堂の内部拝観も可能です。ただしコロナ対策でしょうか、かなり待ち時間があったので今回は断念しました。
池を回り込むように進むと、鳳凰堂の正面にたどり着きます。5年ほど前に塗り替えられた丹塗りが美しいー!まさに当時の平安貴族が見ていた世界と全く同じものを見ている!感慨深いです。
池の対岸のもみじもちょうど見頃でした。紅いアーチに囲まれた鳳凰堂が池に映る!
まさに絶景とはこのことかー!
真正面からのすがたがこちら。
『平等院』の名の通り見事に左右均等!しかし池がいびつに作られているため、水面に映るのは片側のみ。これもきっと敢えて意図してこのように作られているんでしょうね。
せっかくなのでお財布から10円玉を出して記念撮影(笑)
10円玉が銅貨なのも、鳳凰堂の雰囲気とマッチしていて良いですね。
ここ『平等院鳳凰堂』は、藤原一族の全盛期を創出した藤原道長の子・頼道が作り上げた浄土世界です。
鳳凰堂 (国宝)
平安時代後期、天喜元(1053)年に、時の関白・藤原頼道によって建立された阿弥陀堂です。華やかな藤原摂関時代をしのぶことのできる唯一の遺構として、貴重な御堂です。最も大きな特徴は池の中島に建てられていることで、あたかも極楽の宝池に浮かぶ宮殿のように、その美しい姿を水面に映しています。鳳凰堂を正面から見た姿が、翼を広げた鳥のように見えることと、屋根上に1対の鳳凰が据えられていることから、江戸時代の始め頃より「鳳凰堂」と呼ばれるようになりました。鳳凰堂は東方に面して建てられ、阿字池を隔てて西方に極楽浄土があることを示しています。
藤原一族の栄華を象徴する夢の楽園…といったところでしょうか。それもこれも、本来天皇家の所有であったはずの全国の土地を荘園(私有地)化して肥えた栄華なんですけど…現代なら横領(笑)
平等院庭園
平等院庭園は、平安時代を代表する浄土庭園の様式です。鳳凰堂やそれを取り囲む阿字池、また宇治川や対岸の山々が一体となり形成され、当時の貴族たちが希求した極楽浄土の光景を再現しています。平安時代に完成した最古の浄土庭園であることから、国の史跡および名勝に指定されました。
平安貴族たちは、京都からはるばる宇治までお客を招いてこの美しい風景を愛でたんでしょうね。かの紫式部の書いた「源氏物語」も最終編も舞台は宇治でした。彼女も表の顔は藤原家に仕える女御。きっとここ宇治にも度々訪れていたのでしょうね。
さて、池を回り込んで鳳凰堂の左手にやって来ました。この後はいったん鳳凰堂から離れて、高台に建てられた「平等院ミュージアム鳳翔琉館」へ進みます。ここがまた素晴らしかった!
国宝の「梵鐘」や屋根に載っていた「鳳凰」そして安置されていた仏像の数々が、こちらで保存・展示されています。ほのかに薄暗い館内に展示される文化財の美しいこと!
平等院にいらした時はこちらもゆっくり見学なさってくださいね!
世界遺産であり国宝である『平等院鳳凰堂』。12月初旬でも紅葉はばっちりでした!
ぜひ、来年の紅葉散策の参考になさってください!
アクセス
営業時間
8:30-17:30
定休日
年中無休
拝観料金
大人600円 中高生400円 小学生300円
鳳凰堂内部拝観
おひとり様300円追加
駐車場
なし
周辺コインパーキング・民間駐車場利用
アドレス
0774-21-2861
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