こんばんは!旅人サイファです!
NHK大河ドラマ【鎌倉殿の13人】ざっくりコラムをお届けします。
石橋山の合戦で惨敗を喫した源頼朝の一行。援軍もなく、このまま平家方の討伐軍に討たれるのも時間の問題でした。
石橋山の山中に潜んでいた頼朝は、平家方の将・梶原景時に発見されてしまいます。
万事休す…と思われましたが、梶原景時は発見した頼朝一行を見逃します。
後に梶原景時は、平家方から源頼朝一行に合流します。頼朝は、かつて窮地を見逃してくれた恩に報い、景時を重臣の列に加えます。そして後に、平家討伐軍の大将であった源義経軍の副将に配します。
しかしその後、義経と景時は戦の方針を巡って対立、義経と頼朝の対立、そして義経討伐の遠因にもなっています。
さて、もはや風前の灯ともいえる頼朝一行。
どうにか石橋山の山中を脱出した頼朝は、真鶴半島から再起を図るため船で房総半島へ向かいます。今回の話では、共のものわずか数名で船を漕いでいましたが…もしかしたら実際も、ドタバタの脱出劇だったのかもしれませんね。
そして、ようやく房総半島へたどり着いた頼朝一行。この時、頼朝の元へ馳せ参じていたのは…
など、まだまだごくわずか。
後に幕府中枢を担う13人のうち、まだ3人しか味方になっていません。
この後、平家方から源氏方へ鞍替えし頼朝を支えることになる、前述の梶原景時、そして畠山重忠、熊谷直実らはこの時点ではまだ敵。そして未だ態度を不鮮明にしているのが…房総最大の勢力を誇った「上総介広常(佐藤浩市)」でした。
彼が平家方につくか頼朝方に付くか…。頼朝の命運は、この房総の雄・上総介広常に握られているのです。
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