こんにちは!旅人サイファです。
戸倉上山田温泉とその周辺観光から長野市を経由して湯田中温泉へ向かう【秋の信州温泉紀行】!
今回は、最終日に宿泊した『安代館』さんをご紹介します。
この外観からして素晴らしい!古き良き温泉旅館の雰囲気抜群ですよね。
読者の皆さんの中には、湯田中温泉や渋温泉に入浴されたことがある方は多いと思います。その湯田中温泉と渋温泉の間にある小さな源泉「安代温泉(あんだい-)」をご存知の方は少ないのではないでしょうか?
ここ、湯田中渋温泉郷には非常にたくさんの源泉が集まっているエリアです。志賀高原から流れる夜間瀬川に沿って、
と、10の源泉が連なっています。
今回お世話になった安代温泉『安代館』は、湯田中温泉と渋温泉のちょうど中間点に位置している、小さな温泉街。実はこの安代温泉の源泉を使用しているお宿はわずか6軒というレアな温泉なんです。
ちなみにこの6軒のお宿に宿泊すれば、普段は一般開放していない、地元専用の共同浴場にも無料で入浴できます!
『安代館』さんは、そんな安代温泉の中でもほぼ中央に位置する旅館です。創業はなんと明治36年!館内もご覧の通りレトロ!
残念ながらバリアフリーとは程遠い、階段&段差のオンパレードですが、それがまた素晴らしい雰囲気を出しています。ちなみに昭和ロマンを通り越して…大正ロマンです(笑)
温泉大浴場への道には、室内にも関わらず赤い欄干橋がかけてあったり…ロマン溢れる内装が素敵!
幾重にも階段で分岐するので…まるで迷路を楽しむように館内探検することもできます。
通されたお部屋は、温泉街を見下ろす広いお部屋。こちらも既にお布団が敷かれているのですぐにごろりん!
ちなみにこちら『安代館』の一階には、膨大な量の漫画が収蔵されています。中には今では珍しいものも!お部屋にも持っていけるようで、子供たちはいっぱい抱えて往復していましたよ(笑)
館内に大浴場は2つ。どちらも年季の入ったものではありましたが、温泉は最高!熱めの単純泉で、源泉かけ流し!いやあ!暖まった!
2つある共同浴場のうちのひとつ「安代大湯」は玄関出てすぐお隣です。
玄関で専用の鍵を借りて入室します。これもまたレトロな感じで楽しい!
ちょうど誰もいなくて貸しきり!ちなみにここのお湯は『安代館』の内湯よりもさらに熱い!地元の方は平然と入っていましたが…熱くないの?(笑)
温泉を楽しんだら、女将さんのおすすめで、志賀高原の山の方までドライブに行ってきました。
この日は9月半ば。まだまだ都内は30℃近くの気温が続くころですが…なんと志賀高原ではうっすらと紅葉も始まっていましたよ!
動画です!
さて、夕飯です!
こちらは専用部屋で御料理出して頂けたので、気兼ねなくのんびりとお食事できました。
信州の山の幸をメインにしたコース料理。素朴な味がこれまた美味しい!
特にこれ!畑で取れたみょうがの胡麻油炒め!
みょうがを炒めたものは初めて食べましたが、これはおつまみに最高!胡麻油とみょうがの香りが素晴らしいー!
前菜やお刺身を頂いていると…焼きたてのイワナの塩焼きが出てきました!こちらももちろん地元信州産!塩味がちょうど良くて美味でした!
そして…メインがこちら!信州牛のステーキ!その場で各自で焼くものではなく、しっかり板場で焼いて下さるので、焼き加減が絶妙!なかなかこんなに旨味のあるステーキには巡り会えません。美味しかったなあー!
夜中も、もう一度温泉に入ったり、お部屋で漫画を読んだり、Wi-Fi繋げてスマホいじったりと、各々自由に過ごしました。
朝食も女将さん手作りの素朴なお料理が並びます。
温かいお味噌汁が沁みました…(笑)
いかがでしたか?湯田中渋温泉郷、安代温泉にある『安代館』さん。決して豪華ではありませんし、建物もくたびれているところも目立ちますが…それを上回る女将さんのおもてなしと、御料理&温泉が素晴らしいお宿でした。
昭和を通り越した大正ロマンの古き良き温泉旅館『安代館』さん。かなり年季の入った施設ですので、完璧な清潔感を求める方には向きません。
人を選ぶかもしれませんが、暖かみのある日本の温泉旅館を楽しむには最適なお宿です!ぜひ一度宿泊なさってみてはいかがでしょう?レアな共同浴場も含めて、おすすめですよ!
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安代温泉 安代館
アクセス
※ニ名より送迎あり
アドレス
0269-33-2541
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