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ここで元軍を迎え撃ち全滅…佐須浦『小茂田濱神社』で宗助国公を悼む【対馬壱岐旅行記】対馬編⑪

こんにちは!旅人サイファです。

今回は対馬の歴史を語る上で外せないスポット…元寇の古戦場にやってきました。

対馬壱岐旅行記】より対馬滞在4日目です。
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この日は朝から、対馬西海岸の佐須地区、小茂田浜(こもだはま)へ足を伸ばしました。

 

この地はかの「元寇」の古戦場。日本の鎌倉時代、中国大陸を制したモンゴル軍が日本侵略の第一陣を敷いた土地です。

朝鮮半島を発した元と高麗の連合軍は、ここ対馬の西海岸へ押し寄せ、日本征服の第一戦を行おうとしていました。


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この地には、その元寇の際に対馬兵を率いて元軍を迎え撃った「宗助国公」が祀られています。


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文永11(1274)年、弘安4(1281)年と二度にわたる蒙古襲来で対馬壱岐市は酸鼻を極める惨状を呈していたといわれている。

文永11年10月5日、蒙古元帥忽敦は兵3万、軍船900隻て対馬の西海岸一帯を侵略した。各地で激しい戦いがあり、宗家の一族がそれぞれの任地で討死している。

守護代宗助国は、自ら親兵80余騎を従えて、府中(厳原)から佐須浦へ討って出、この地、小茂田の海岸に近い「ひじきだん」に陣を構えたという。

 

10月6日寅の刻(午前4時頃)戦いは始まり、助国らは奮戦したが、辰の下刻(午前9時頃)乱軍の中に武将たちは戦没した。宗助国の墓と伝えられる「お首塚」が下原に、「お胴塚」が樫根にあり、一軍の首将墓がバラバラであるのも、その最後の壮絶さを物語っている。助国はこの時、68歳の老将であった。

いやはや…なんとも壮絶な!

日本国が初めて受けた外国からの本格的な侵略戦争

言葉も通じないまま迎え撃つ宗助国率いる対馬軍。その悲壮な覚悟は…いかばかりのものか。この時、宗助国68歳…!

 

結局、ここ佐須浦一帯で対馬軍は全滅。その後、対馬全島は元軍に蹂躙されます。

女子供は手のひらに穴を開けられ紐で括られて連れ去られたと言われています。


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宗助国公は、この地で元軍の上陸を阻止せんと奮闘するものの衆寡敵せず。ついには全軍玉砕します…。

ここ、小茂田浜は島を守ろうと奮戦した英雄の故地なのです。


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現在こちらには、その宗助国他を祀る『小茂田濱神社』が建てられています。


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本殿は小ぢんまりとしまものですが、対馬の島民が、ここで奮戦した宗助国公の勇気を忘れなかったということでしょう。大切に保存されています。


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宗助国の戦死地と伝わる所は2ヶ所あり、かこ小茂田浜から内陸に入ったところに、「お胴塚」と「お首塚」として祀られています。

海岸線から、退却しつつ敵を迎え撃ったのでしょうね。


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そんは、対馬の英雄・宗助国公の像が参道に建てられています。

68歳という老齢ながら敵を迎え撃った宗助国公。あっぱれな最後だったことでしょうね。


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神社のすぐ裏手には海岸線が広がっています。


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緩やかに弧を描く美しい小茂田浜。

今でこそ、美しい海の姿を見せてくれますが、元寇の当時はここに1000隻近くの敵軍船がひしめいていたのです。その絶望感、察するに余りあります。


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現在は美しい海だけが、当時と同じ姿でここに佇んでいます。

ここのビーチはとてもよく整備されていますので、海水浴にも最適でしょう!

 

対馬へいらした際は、ぜひここ小茂田の浜へ足を運び、その美しい海とかつて島を守るために死んでいった英雄たちを偲んでください。

毎年11月には、宗氏の家臣団の子孫が鎧兜に身を固め、厳原の城下町からここ小茂田浜に集い、神主が海に向かって鏑矢を放つ「鳴弦の義」が行われています。(2021年は11月14日に開催)

 

なお、元寇の際の対馬での合戦を描いた『アンゴルモア元寇合戦記』というアニメがあります。その絶望的な戦いが実に見事に描かれていますのでおすすめです。(宗助国公も登場します)

 

ご購入は以下のリンクからどうぞ。

 

小茂田濱神社

アクセス

厳原港より車で20分

対馬空港より車で30分

 

参拝時間

24時間参拝自由

 

定休日

年中無休

 

拝観料金

無料

 

駐車場

無料駐車場あり

 

アドレス

長崎県対馬市厳原町小茂田742

0920-56-0274

 

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