こんにちは、旅人サイファです!
毎週日曜日はその時起こっていることをリアルタイムで執筆する『週末雑感』です。
本日は衆議院選挙の投票日ですね。皆さん、選挙には行かれましたか?
我々が有している選挙権。現在では、皆20歳(現在は18歳)になると「普通に」付与されるもののように思われていますか、ほんのひと昔前までは、決して「普通」ではありませんでした。
この権利は、先人たちが努力して努力してようやく勝ち取った参政権です。
この国のあり方、進み方に、国民の意見を伝える権利。先人たちが未来の私たちのために残してくれた貴重な権利です。
ぜひ、投票へ行きましょう!
しかし現実には、年々下がる投票率。こちらは総務省の発表している投票率の推移です。
昭和20-30年代には80%近くの投票率を誇っていましたが、徐々に低下。
昨今は50-60%という低い水準になってしまっています。国民の半分近くが棄権している異常事態ともいえます。
この低い投票率、世界的に見ても、低い水準になっています。トップのベトナムは投票率98%以上とか。
高い投票率を誇るトップクラスの国々は、棄権者には罰金があったり、連続して棄権すると以降の選挙権が剥奪されたりと、罰則規定も厳しいようですがね。
ともあれ、この日本の低い投票率。なぜこうなったのでしょうか?若者の政治離れとばかり言われていますが、果たしてそれだけでしょうか?
たしかに、20-30代の投票率は低いです。
ですが、彼らも決して無関心ではありません。正面から話して議論すれば、きちんと意志を示してくれます。
それなのになぜ選挙に行かないか?それは「小選挙区制」にも問題があるのではないでしょうか。
選挙が開示されると貼り出される立候補者一覧。しかし、どの立候補者にも信頼が置けない場合…どのように行動すれば良いのでしょうか?
そういう意味では、「党」に投じる比例代表選挙の方が有意義かも知れませんよね。
もしくは「ふるさと納税」ばりに、全国どこでも好きな場所に投票できるシステムとか?(笑)
結局…小選挙区では、「誰にも入れたくない」人の意思はどこにも反映されないのです。
衆院選「白票」ツイート次第に増加――白票は無意味か?(日本テレビ系(NNN)) - Yahoo!ニュース
こちらの記事でも論じられていますが、「白票の意味」をもっと論じるべきではないでしょうか?
現在の選挙制度では、白票は無効票として扱われます。どんなに白票が多くとも、選挙結果には全くもって影響を及ぼしません。
ですが投票率にはカウントされますので、選挙棄権とは見なされません。
わざわざ白票を投じるという意味。これは、「誰にも入れたくない」という強烈な意志の現れです。つまり、全ての立候補者への不信任と同意義です。
白票を投じることで、「この選挙区の候補者みんなダメ」という意志を投げ掛けているのです。
例えば、候補者の得票数と合わせて、白票数も開示したらどうでしょう?
白票数も含めて開示することで、白票数よりも下回った候補者はみな落選。もしくは過半数下回ったら当選無効とか。
こうすれば、本当に信任された候補者だけが当選し、国会に上がることになります。
残念ながら、現在の政党にこういった抜本的な政策をあげる党は皆無でしょう。なにせ、国会議員自らの首を絞める政策ですからね。
せめて、「白票」に意味を持たせてくれれば…もっと投票率は上がると思いますよ。
はてさて、今回はどれくらいの投票率になるか。政権与党が座席数キープできるのかと共に、投票率にも注目ですね。
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