こんにちは、旅人サイファです！
毎週日曜日はその時起こっていることをリアルタイムで執筆する『週末雑感』です。
今朝からかなり肌寒くなってきましたね。きたから上空に寒波が流れてきた関係で、今日の関東地方は最高気温18℃前後、北海道や東北の山沿いには雪が降っているところもあるようです。
昨日まで10月とは思えない蒸しばむ陽気だったとは思えない気温の急落…皆さん、体調崩しませんようお気を付けくださいね。
さて、先日ニュースを賑わせた話題のひとつがコレ。
「魅力度ダウン」で群馬県知事ブチ切れ 谷原章介は「法的措置も」に違和感
民間シンクタンクが発表した『全国都道府県魅力度ランキング』に群馬県知事が噛みついたニュースです。
さすがに「法的措置を検討」という暴論に対して、世間的には「大人気ない」「ならば魅力を高めるべき」など同調しない意見が多数を占めています。
まあ…県民の生活を守らねばならない県知事としては声を荒げる気持ちも分からなくはありません。観光誘客や企業誘致にもマイナスイメージになりますしね。
しかし、群馬県と同じように下位に沈んでいる他の県が静観しているので、余計に滑稽に見えてしまいます。
実際、群馬県にそんなに魅力がないか…？と言われれば全くそんなことはありません。草津温泉を始めとして関東では随一の温泉大国ですし、谷川岳や尾瀬など自然にも恵まれています。
あまり知られていないようですが、実はこの『全国都道府県魅力度ランキング』の調査方法にも、いくつか問題があるようですね。ただの知事の思いつきではなく、群馬県もきちんとデータを用いて反論しているのです。
群馬県、わりと真面目に反論してるのね pic.twitter.com/htrd7ZqNs2
— ATちゃん (@atkyoudan) 2021年10月13日
群馬県側が問題として指摘しているのは、その集計方法。
『その県にどの程度魅力を感じますか？』との設問のうち、最も上位の『とても魅力的』との回答には100点、次点の『やや魅力的』との回答には50点が加算されるだけという集計方法に問題ありと主張しています。
5段階のうち上位ふたつの『とても魅力的』と『やや魅力的』に○を付けないと加点されない仕組みのため、上位と下位の解離が甚だしくなるのは当然なのですね。
これ、この集計方法をよくよく考えてみると重要なのは『上位』だけですよね。『下位』はおまけでしかないのです。
メディアが面白おかしく『下位』の方ばかりを取り上げるからこそ、このような騒動が起こるのでしょう。これは予測ですが…中位以下の県に対しては素のデータのほとんどが『どちらでもない』に付けられているんだと思いますよ。
『どちらでもない』も『あまり魅力的ではない』も『全く魅力的でない』も、下位3つは全て0点なのですからね。下位ばかり取り上げて、『魅力度の低いランキング』という見方はできないものなのです。
本当に『下位』を知りたいのであれば、逆に、『逆魅力度ランキング』を集計すれば良いのでは？
『全く魅力的でない』に100点、『あまり魅力的ではない』に50点。
それ以外は全て0点(笑)この集計であれば『本当に魅力の無い県ランキング』が見えてきますよ？
マイナス点をアピールする悪意あるランキングになり兼ねないので、私個人的には発表すべきではないと思いますが…群馬県への反論として来年は集計してみたらいかがですか？ブランド総合研究所さん？
いずれにせよ…群馬県と山本知事にはこう言いたいです。
『とても魅力的』『やや魅力的』と回答してもらえていないことを反省し、アピールすべきでは？
せっかく素晴らしい財産を持っている群馬県。もっとポジティブにアピールして欲しいと思ってますよ！
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