こんにちは!旅人サイファです!
今回も【新潟群馬温泉紀行】の続きをお届けします。
前日水上温泉に宿泊しまして、少し温泉街を歩きましたが…水上はかなり寂しい町並みになりましたね。閉館したホテルはもはや廃墟。土産物店や飲食店もまばら。
以前、その衰退を分析した記事を書きましたが、やはり都心からのアクセスに難あること、泉質に個性が少ないこと、周辺観光が弱いこと、このあたりが課題でしょうか。
さて、この日は水上温泉をゆっくりと出発して群馬県内をいったん南下。この日の目的地、県中央部の伊香保温泉へ向かいます。
伊香保温泉もまた、個性的な温泉街が魅力的な町。
温泉宿に入る前に…まずは伊香保温泉のシンボル!石段街を散策に行きましょう!
連休前だったこともあり、この日はお客さんも少なめ。石段街にも人影はまばらでした。
普段は浴衣姿の人で賑わう入口もこの様子。
ここ伊香保温泉の石段は、その総数365段。そう!1年間の日数と同じなんですね!
階段には、ところどころ×××/365段と段数書かれています。1年を刻むように…一歩一歩のんびり登って行きましょう!
石段街の歴史は古く、その起こりは戦国時代とか。少し読みにくいので転記しますね。
伊香保温泉のシンボルである石段が誕生したのは天正四(1576)年頃と伝えられています。
織田信長・徳川家康の連合軍に敗れた武田勝頼が長篠の戦いによる多くの負傷者治療のため源泉を各浴舎に引湯する目的で真田氏に命じて造らせたものと言われています。
また、江戸時代にはここには関所が作られていました。
江戸と越後を繋ぐ三国街道の裏道として、渋川→伊香保→中之条→中山宿(高山村)へとルートが伸びており、結構な人が行き来していたようです。
やはり当時も、やましいことがある人間は表通りを堂々とは歩けないようで…裏のある人間はこの裏ルートを多く使っていたようです。
さて、現代の石段街は、ご覧の通り。
石段の足元、地下を源泉が流れて、周辺のお宿や共同浴場に配湯しています。
そしてこの石段の両側は魅惑の通り…!
まずは昔なつかしの遊技場!
中では定番の射的やスマートボールで遊べちゃう!
ここは常にお祭り縁日状態(笑)見てるだけでも楽しい気分になりますね!
他にも、名物の金泉を使った足湯があったり…
もちろん温泉まんじゅうのお店もあります!と、テンション上がる施設がズラリ!
365段の石段街ですが、あっちにフラフラ…こっちにフラフラ…としていると、あっという間に頂上付近!
石段の天辺には、伊香保神社が鎮座しています。一礼して鳥居をくぐります。
この段がラスト!365段目です。
伊香保神社の創建はなんと紀元前後のころからとか!
第11代垂仁天皇の時代から鎮座しているというから驚きです!(現在の社殿は火事で失われ、明治16年の再建)ちなみに、この伊香保神社は上州三宮とされています。
さて。お参りを済ませたら、少し下って…パワーを貰いましょう!
こちらは、伊香保神社から一段降りたところにある「勝月堂さん」の温泉まんじゅう!
優しい木の皿に載せて下さるのがおしゃれですね!甘さも控えめで美味!
おまんじゅう食べて元気を付けて…一度お宿に戻ります。普段はこのままお宿で温泉入ってごはん食べて寝てしまうのですが…今回は時間を置いてもう一度。
実は夜になると、石段街の雰囲気も一変します。
派手なイルミネーションはありませんが、ほどよく落ち着いたライトアップが素敵!
石段の中央に流れる温泉は、伊香保のお湯らしい黄金に照らされていますね!
ゴージャス!
伊香保神社のさらに奥にあるかじか橋も美しくライトアップされています。
写真では分かりにくいですが、時間になると橋のたもとからシャボン玉が噴射されて、辺りは幻想的な雰囲気になります…!
夜の石段街も素敵ですので、伊香保温泉へ宿泊の際はぜひ遊びに出掛けてください!
浴衣でビール片手に散策…なんてのも気持ちいいですよ!
次回は、伊香保温泉のお宿紹介に続きます!
伊香保温泉 石段街
アクセス
駐車場
周辺各所に有料駐車場あり
アドレス
0279-72-3151
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