本日放送のNHK大河ドラマ『青天を衝け』ざっくりコラムです。
パラリンピックによる中断を経て、今週から再開しましたね。
北大路欣也扮する徳川家康に「こんばんは。徳川家康です。東京オリンピック、パラリンピックが終わりましたね。」とでも言わせてくれたらもっと盛り上がったのに(笑)
さて、物語はパリからようやく日本へ戻った渋沢栄一。
生まれ故郷の深谷血洗島へ凱旋しました。しかし…、
幕末の動乱は同郷の人間たちをも二分してしまう悲劇を産みました。
幕府を支えることこそを正義と考えるもの。
天皇を立て新しい世の中を作ることこそが正義と考えるもの。
この国を憂う気持ちは皆同じ。ただ、その方法論を違えただけです。
その方法論の違いや主義主張が異なったというだけで…同じ日本人が殺し合う。なんと言う悲劇でしょう。
吉田松陰や坂本龍馬をはじめ、この動乱の中有能な人材の多くが、同じ日本人同士の殺し合いでその命を落としています。もしも彼らが生き残っていたら…新しい世はどのようなものになったでしょうか。
明治維新はもっと早く成っていた?
それとも逆に成し遂げられなかった?
はたまた西欧諸国の植民地になっていた?
そんな彼らの犠牲があったからこそ…明治維新は成し遂げられ、現在まで続く日本国があるのです。
東京九段にある靖国神社は、そもそも幕末動乱で命を落とした、そんな護国の英霊たちを祀った神社『東京招魂社(しょうこんしゃ)』にルーツがあります。
そして…栄一の盟友、従兄弟でもある渋沢喜作は、いまだ箱館の地で、明治新政府に抵抗する幕府軍の一員として参戦しています…。
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