本日放送のNHK大河ドラマ『青天を衝け』ざっくりコラムです。
パリから戻った渋沢栄一を待っていたのは、瓦解した江戸幕府と迷走する幕臣たち。
上野では彰義隊が新政府軍に抵抗し、それが敗れると、会津へ、そして函館へと抵抗戦が続くのです。その中には、栄一の従兄弟であり、盟友の渋沢喜作の姿もありました。
かつて時代の主役だった武士たち。忠と義を第一として生きてきた彼らは、新しい世の中に順応することを良しとせず、江戸時代と共にその命脈を絶ちます。
尾高長七郎の『俺たちは何のために産まれてきたのか』というセリフに象徴されている、彼らの生き方。まさに葉隠に言う『武士道とは死ぬことと見つけたり』を地でいった彼らの魂は、北の大地で終焉を迎えます。
彼らと袂を分かった栄一は…これから新たな一歩を踏み出すことになります。
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