こんにちは!旅人サイファです。
今回はネットニュースで目に止まったこちらの記事から。
「砂丘行ったって言うたらアカン」 売上97%減、息絶えたドライブイン - SankeiBiz
鳥取砂丘の目の前で運営していた、老舗土産物店『砂丘フレンド』が5月末をもって廃業しました。
鳥取砂丘は、国内有数の観光スポット。
例年であれば、お土産物の購入やお食事で大にぎわい…のはずでしたが、残念ながら新型コロナに屈してしまいました。
元記事内でも述べられていましたが、昨今、『旅行は悪事』になってしまっています。
他県ナンバーは石を投げられ、旅行に出掛けたといえば左遷させられる世の中。
去年の今頃は特に、GWや夏休みに旅行へ出掛けようものなら、『非国民』として非難されてしまうこともしばしば。まさに戦前戦中の戦争反対派への扱いと同じような目にあっている方も多いと思います。
感染対策をばっちり実施していても、他人に『旅行へ行ってきた』と言えない世の中。
当然、TwitterやfacebookになどのSNSに投稿することもできず。
そんな煽りが直撃したのがお土産物店です。
会社や学校に、旅行に出掛けたことを知られたくないがために、お土産物は買わないし渡さない。親しい友人にすら、お土産物を買っていくこともできません。
各観光地には、少しずつ客足が戻ってきています。しかし、大々的に旅行に出掛けたことを知られたくない心理が働いているのか…土産物の売れ行きは芳しくないようです。
文中で述べられていて通り…あるお客様の『アンタら、鳥取砂丘へ行ってきたなんて言ったらアカンでー!』のセリフに象徴されています。
実際私も、旅行には行きますが職場にお土産は買って行かなくなりました。
一般の方々も…徐々に旅行に出かけるようになっていますが、なかなか周囲に大手を振って旅行に出掛けたとは言えない情勢…。
この辺りのメンタルが変化しない限り、土産物店の業績は上がることはないでしょう。
これは、土産物店だけの問題ではありません。
土産物を作る工場も、工場に原料を納める生産者も、瀕死のダメージを負っているのです。
皆が気兼ねなく旅行に出て、これまでのようにお土産を配れる日が来るのは…いつになるでしょうかね。