こんにちは!旅人サイファです!
熊本城の特別見学を終えて『本妙寺(ほんみょうじ)』へ向かいます。
熊本城の西方に聳える金峰山、その中腹に位置する『本妙寺』は加藤清正の墓所のあるお寺です。
加藤清正は熊本城を築城し、現在の熊本市の礎を築いた戦国〜江戸時代の武将。熊本では現在も「清正公(せいしょこ)さん」と呼ばれ親しまれています。
そんな加藤清正ですが、加藤家は清正の死後、跡を継いだ息子の加藤忠広の代になって改易(追放)され、熊本の地から去っています。
しかし、加藤清正の遺骨はその後も熊本に留まり、現在も熊本の町を見守っているのです。
熊本市電の本妙寺入口駅から一直線に登る山道の突き当りが本妙寺です。
駅から歩く場合は、なかなかのハイキングになります。ですが、一直線に伸びる石畳の参道は素晴らしい!
参道の両脇には塔中寺院が建ち並び、一種独特の雰囲気を醸しています。
この参道の突き当たりで…風景は一変します。
胸突雁木と呼ばれる176段の石段が目の前に迫り、その中央は…夥しい数の灯籠!
まるではるか昔にタイムスリップしたかのような…圧倒的な灯籠群は圧巻!
これに全て火が入ったら…かなり壮観でしょうね。
さて、灯籠参道を上り詰めるといよいよ清正公の眠る浄池廟にたどり着きます。
清正公が厚く帰依していたという日蓮宗のお題目が高々と掲げられていますね。
拝殿の裏に浄池廟の本堂が見えています。
どこか日光東照宮にも似た雰囲気のあるお堂ですね。この地に…清正公は葬られています。
そしてこの本堂のさらに上…およそ300段の石段の上に、愛槍を空高く掲げた清正公の像が立っています。
まるで悪いものから町を守るかように…。今も町を見下ろす本妙寺から、清正公は熊本の町を見守ってくれているのでしょうか。
アクセスが大変なこともあり、なかなか観光客が足を向ける寺院ではありませんが、ここから眺める熊本の町並みは見事です!
是非一度、足をお運びください!
アクセス
九州自動車道 熊本ICより40分
開門時間
6:00〜
定休日
年中無休
拝観料
無料
アドレス
096-354-1411
旅の最初に戻る
前回