こんにちは!旅人サイファです!
私、旅人サイファは、ほぼ一月に一度、年間宿泊30~40泊程度のペースで旅行に出ています。
中には一人旅や、友人と行く旅行や登山も含まれていますが、メインは子供たちを連れた家族旅行です。
ただ、我が家にとって旅行は、単なるレジャーではありません。
例えば、夏休みの旅行は『自由研究の題材探し』を兼ねています。
これは、長女が小学校2年生のころに提出した自由研究の材料です。
これをお土産として持ち帰り工作し『あなあき貝のネックレス』として提出しました。
北海道礼文島の海岸で見つけることができる、自然に穴の空いた貝殻を繋げてネックレスにしたのです。
この穴開き貝、礼文島の北海岸に行くと、どこかしこに落ちている貝殻です。
実はこれ…巻き貝の1種、「ツメタガイ」に穴を空けられて死んでしまった二枚貝「エゾタマキガイ」の貝殻なのです。
夏場でも冷たい礼文島の海岸でこの貝殻を拾い、糸とビーズで繋げてネックレスを作りました。
なお、礼文島で訪れた博物館では、似たように貝殻で作った装飾品も展示されていました。
…この一例だけでも、様々な学問のエッセンスが含まれていると思いませんか?
- 北海道及び礼文島という場所=地理
- 夏でも冷たい北の海=気象
- ツメタガイとエゾタマキガイ=生物
- 弱肉強食=生物・倫理
- 貝殻のネックレス=美術・技術
- 博物館で見た装飾品=歴史
もちろん、小学生の長女が学べたのはこの中でもごく一部かと思います。
しかしこれらは、学校での座学だけでは学べない、現地に赴いたからこその貴重な体験と言えるのではないでしょうか。
この他、城跡や寺社仏閣では歴的史な、山や湖の景勝地では地学的な、花の名所や日本庭園では美術的な…さまざまな学びに溢れています。
例えば、関ヶ原の古戦場を訪れたことがあれば、歴史の授業で関ヶ原の戦いを学んだ時に、そのリアルな風景を思い浮かべることができます。
また、例えば阿蘇山の火口を見学していれば、火山活動のエネルギーや熱気、そして臭いなどを、身を持って体感することができます。
もしも海外旅行でしたら、外国語と異文化を学ぶ、これ以上ない絶好の機会になりますよね。
これらは、現地に赴いて初めて実感できるもの。
だからこそ…私は旅行を通じてそれらの実体験をして欲しいのです。
ちなみに…我が家の子供たちの経県値はこちら。 ※私自身は全赤です^^
小学生中学生としてはかなりの経県値を積んでいます。
この経験が、この後の実際の社会生活でも、幾多の場面で活かされることになるでしょう。
できれば、現地でたくさんの『なぜ?』を感じて欲しいものです。
『なぜ沖縄は夜まで明るいの?』
『なぜヒグマは北海道にしか居ないの?』
旅行の中で感じるこう言った素朴な疑問。
もちろん父親にも答えられないような疑問を投げかけられることも多いです。
そんな時、一緒に考え、調べ、高めていくことができれば、素晴らしい経験になるでしょう。
『旅行』は地理、歴史、生物、地学、美術…様々な要素を肌で学ぶ『総合学習のフィールドワーク』なのです!
この【旅人サイファのお出かけブログ】の題材も、実は子供たちからの素朴な疑問がスタート地点になっていることも多いのは秘密です(笑)
次回です