皆さんこんにちは!旅人サイファです!
今回も『東京23区』のお話。
突然ですが…このリスト見たことありませんか?
これは、あるwebサイトの入力フォームで表示される東京都23区のリストです。
例えば家電量販店やスーパーの店舗検索、また個人宅の住所を選択する際にもこのリストが出てきます。
このリストを見て、何か感じませんか?
「これ…なに順?」
そもそもこのリスト、なんでこの順番で並んでいるんでしょう?あいうえお順でもないし…。
実は、東京23区には正式な順番があるのです!
最近のフォームでは「あいうえお順」で並んでいるものもありますが、多くは上にあげた通り…
と常に一定です。
この順番の歴史…それは東京23区の歴史そのものと言っても過言ではありません。
実は東京23区は『二重の螺旋』によって守られているのです。
初めに東京に作られたのは『東京15区』
この15区のスタート時から、既に順番付けは始まっています。
『東京15区』のうち、スタートは皇居のある麹町区。そこから、平仮名の『の』の字を描くように麹町区→神田区→日本橋区→京橋区→芝区→麻布区→赤阪区→四谷区→牛込区→小石川区→本郷区→下谷区→浅草区→本所区→深川区と並びます。
戦後、『東京23区』が作られた際にもこの順番付けは温存されます。
旧15区の順番に従って、都心部で『の』の字を描いた後、品川区から→目黒区→大田区→世田谷区…とかなり強引な『の』の字でぐるっと回るのです!
実はこの順番、東京都が正式に定義している順番!
正式に区の名前を列記する時はこの順番に従わなければならないのです!
ですので、この順番は常に一定!
1番目は必ず「千代田区」で、23番目は必ず「江戸川区」と決まっているんです。
いかがでしたか?特に東京都民の皆様は目にしたことがあるはずの、あの謎のリスト。
順番の意味がようやく解けました!
※本記事で使用させて頂いた地図は全て『市町村変遷パラパラ地図』様より拝借しています。
おまけ
Facebookでこんなコメントを頂きました!
記事には当初載せていませんでしたが…実は江戸の街は、徳川家康やその側近南光坊天海らによって、江戸城=現在の皇居を中心とした『の』の字型に作られているのです!
この不思議な共通点…興味深いですね。
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