こんにちは!旅人サイファです。
先日、こんな記事を目にしました。
『幻のダム計画!群馬県沼田市を潰して関東の琵琶湖ができていたかも知れない!?』
驚きました。筆者も知りませんでしたが、戦後群馬県沼田市周辺の町を潰して、巨大ダムを作る計画があったとか!
こちらの記事によると…
- 利根川はたびたび氾濫し、水が余っている
- 関東の水不足を補うには利根川の水が最適
- 関東北部に琵琶湖並みの人造湖を作る
- 候補地は群馬県北部の沼田盆地
- ダム湖になることを見越して関越自動車道は沼田市中心部を大きく迂回して作られている
- 鉄道路線も高速道路に沿って高台へ付け替える
- 人造ダム湖の面積は箱根芦ノ湖の4倍!
こちら、現在の沼田市周辺の地図です。
灰色の市街地(=盆地)を囲うようにぐるっと山に囲まれていますね。
そして、町の東側を大きく迂回して関越自動車道が通っているのが分かりますね。
それにしても…群馬県北部の中心都市である沼田の市街地を丸々潰してダム湖を作るとは…なんとも大胆な計画。
この計画が採用されていたら…真田幸村ゆかりの沼田城跡など、歴史ある沼田の町が湖の底になっていたはずです。
そして計画されるダム湖の面積は、箱根にある芦ノ湖の4倍とか。
芦ノ湖の4倍…上の沼田周辺の地図と同じ縮尺で芦ノ湖を見てみましょう。
この地図の中央に広がる青いエリアが芦ノ湖。この4倍もの面積を持つ人造湖…。
先ほどの沼田の地図に重ねてみましょう。
!!!!!
…沼田市内だけじゃないじゃん!
みなかみ町や昭和村まで、沼田盆地はすべて水の底じゃん!
この巨大ダム湖計画ですが、当然のことながら沼田地域の住民の意向は全くの無視!
昭和のやり方ですねえ。民意より国策!
しかし、当たり前と言うべきか…地域住民の大反対が起き、結局この計画は採択されませんでした。
しかし一歩間違えば…沼田盆地には超巨大なダム湖が広がり、歴史ある沼田の町は水の底だったかもしれません。
もしも計画実行されていたら…あの辺りの風景は一変していたでしょうね。
いやはや!恐るべし!