こんにちは!旅人サイファです!
今回は、先日、東京代々木上原にある都内最大のモスク『東京ジャーミイ』で学んだ数字のお話!
これ、由来を聞いたら絶対に人に話したくなりますので必見ですよ!
数字の表記の仕方には色々なものがありますよね。
一 二 三 四…と表記する『漢数字』
Ⅰ Ⅱ Ⅲ Ⅳ…と表記する『ローマ数字』
そして日本のみならず世界中で最も多く使われているのが
1 2 3 4…と表記する『算用数字』です。
算用数字は、別名『アラビア数字』と言います。
その名の通り、中東・アラビア半島周辺で産み出されたとされる数の表記です。(※他にもインド発祥説あり)
「一 二 三…」「Ⅰ Ⅱ Ⅲ…」の漢数字やローマ数字は何の数字を表しているか一目瞭然ですよね。
しかし、アラビア数字は一見なぜこれが1でなぜ2なのか…分かりません。
(漢数字も四以降は当て字なので分かりにくいですけどね…)
しかし…実はアラビア数字も本当は一目瞭然!
見ればすぐに意味が分かる作りをしていたんです!
古代のアラビア数字のデザインがこちらです。
現在の形に比べて、少し角が目立ちはしますが…概ね同じ形ですよね?
現在使用されている形は時代を追って丸みを帯びていますが…そもそもはこんな風に角ばった文字だったのです!
この1 2 3 4 5 6 7 8 9 0を見て…何か感じ取れたら貴方はセンスあり!
一見、ただの記号にしか見えないアラビア数字ですが、実は表しているところはとっても簡単なんです!
では…次の画像を見てみましょう!
…ん?あっ!あーっ!!
はい!もう分かりましたか?
分からない方は赤い点(角)の数を数えてみましょう!
1には…角がひとつ。
2には…角がふたつ。
3には…角がみっつ。
4にも…角がよっつ!!
そうなんです!アラビア数字が表しているのは『角の数』!
鋭角やクロスした線との間で作られる角の数=数字を表しているのです!
数字の原型では現在の形と違って…
- 4は右側が突き抜けません!(突き抜けたら角が6つになってしまう)
- 7には中央と底部に追加の棒が必要です!(無ければ角が1つになってしまう)
- 9は最後にもう一回転する!(これも角が6つになってしまう)
数学に強い方に言わせると…なんで鈍角を数えないんじゃ!と言われるかもしれませんがそこはご愛嬌!
いかがでしたか?アラビア数字の形の意味!
ぜひ一度、メモ用紙にご自身で書いて見てください!誰かに話したくなるでしょ?(笑)
今でこそ変形していますが…原型を見ると、その意味するところは単純なんですね!
このアラビア数字は、覚えてしまえば一目で理解できますので、計算や数学との相性抜群です。
そのため、算用数字という別名も付けられています。
うーん!面白い!
前回です!