こんにちは!旅人サイファです。
先日目にしたこちらの記事。とても分かりやすい良記事でしたのでご紹介します!
意外と知らない「天皇誕生日」の始まりとルール なぜ明治と昭和は休日で、大正は休みじゃない? | 文春オンライン
令和の時代になって、2/23が天皇誕生日のため祝日になりましたね。
平成の時代の天皇誕生日12/23が染み付いている方もまだまだ多いことだと思います。
少しここで、明治の天皇誕生日~令和の天皇誕生日までをおさらいしてみましょう。
明治以降の天皇誕生日
明治天皇 11/3☆
大正天皇 8/31
昭和天皇 4/29☆
平成天皇 12/23
今上天皇(令和) 2/23☆
あれ?何かに気が付きませんか?
11/3と4/29
この2つだけ、現在でも祝日に指定されていますよね?
現在の天皇陛下の誕生日も祝日です。しかし大正や平成の天皇誕生日は祝日ではありません。
あれ?どうして飛び飛びになってるんだ?
これ、色々複雑な事情が絡んでいるようです。
実は、天皇誕生日が祝日でお休みになるのは、その天皇陛下が即位している間だけなんですって!
つまり、本来は昭和天皇の誕生日は昭和時代のみ!平成天皇の誕生日は平成時代のみ!
そのルールに乗っ取って、令和に入ってからは平成天皇の天皇誕生日は祝日から外されました。
しかし、4/29の昭和天皇の誕生日は、直後のGWと一体化していることを鑑みて…『国民生活への影響が大きい』として祝日のまま残されたようです。
祝日の名称も『みどりの日』と変えられました。(その後『昭和の日』に再改名)
平成の時代になっても、昭和天皇誕生日が祝日のまま残されていたことが、『天皇陛下が代替わりするごとに祝日が増える!』との誤解を招いた原因かもしれませんね。
さて、残る謎は11/3の明治天皇の誕生日。
これは現在は『文化の日』という祝日として残されています。
戦前、11/3はそのものズバリ『明治節』=明治天皇誕生日として祝日でした。
しかし、戦後に制定された祝日法では明治天皇の名は排除され『文化の日』とされています。そのコンセプトは『自由と平和を愛し文化をすすめる日』。
実は、11/3は戦後の新憲法『日本国憲法』が公布された日(一般に開示された日)を記念する祝日にすり替えられてるんです。(ちなみに5/3『憲法の日』は新憲法が施行された日)
ですので『偶然同じ11/3だけど別の祝日だよ』というワケ。
ちょっと作為的な匂いもしますが…あくまで新憲法が公布された日であって、明治天皇の誕生日を記念している訳ではないようなんです。
と、言うことで天皇誕生日の謎。
のようです!お分かり頂けましたでしょうか?