こんにちは!旅人サイファです!
皆さん、道路元標ってご存知ですか?
道路元標とは、その地の道路の基準点です。
我が国、日本国の道路元標は東京日本橋に置かれています。
これは、江戸時代に日本橋が全国へ伸びる街道の起点とされていたことに由来します。
かつて五街道と呼ばれた、東海道、中山道、奥州&日光街道、甲州街道。
これらは全て、江戸日本橋からスタートしていました。
現代日本の道路元標も東京日本橋。日本橋は日本の全ての道路の原点とも言える重要な存在なのです。
…ここで妄想します。
現在、日本橋からスタートしている国道は7本(国道1、4、6、14、15、17、20号線)。
これら日本橋から産まれた7柱の国道神(7本の国道)から、日本の全ての国道が産まれたと考えられないだろうか…。
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- 日本橋で産まれた7本の第一世代国道が、各地で次世代国道を産むという形で見てください
- 産まれた国道は枝道としてさらに各地方へ進み、また次の世代の国道を産んでいます
- 親国道からの相続点・分岐点を起点とし、次の世代への相続点や合流点を終点として記載しています
- 総延長距離を年齢と擬して記載しています
- 誕生した地点(起点)と終焉した地点(終点)も記載してあります
つまりこの『国道家系図』には、全58本の旧一級国道の「起点」「終点」「総延長距離」が全て分かるように描いてあります!
※注 ここからは妄想物語!
〜ここは葦原中つ国。国津神によって整えられた国土に、高天原より道作りの神が降臨した。
道作りの神(日本道路元標神)は、葦原中つ国の国土を国見し…日本橋の地に7柱の神を産んだ。
そしてこの7柱の兄弟神に、各地方への道作りを命じた〜
日本橋からスタートした7柱の兄弟神…
- 東海太郎ノミコト 旧東海道(国道15号線)
- 東海次郎ノミコト 東海道(国道1号線)
- 甲州ノミコト 甲州街道(国道20号線)
- 中山ノミコト 中山道(国道17号線)
- 奥州ノミコト 奥州街道(国道4号線)
- 常磐ノミコト 水戸街道(国道6号線)
- 千葉ノミコト 千葉街道(国道14号線)
日本橋に降臨した「日本道路元標神」は、産まれたばかりの7柱の国道神に指示をします。
「東海太郎、次郎の兄弟は供に協力して西の海を目指せ」
「甲州ノミコトは西の山中を開け」
「中山ノミコトは北の海を目指せ」
「奥州ノミコトは東北の野を制覇せよ」
「常磐ノミコトは東北の海沿いを進み兄を補佐せよ」
「千葉ノミコトは東の海を目指せ」
たくさんの子を為し各地方に多数の枝線を這わせることに成功した国道神もあり、志半ばで夭折した国道神もあり、次代へ代替わりをしながら道を紡ぐ国道神あり、子と道を違えて別々の道を進む親子神があり…
7柱の国道神による6つの物語。果たして全58本の国道は無事に誕生するのか。
第一章 国道1号線の物語
日本橋から二手に別れて西の海を目指した旧東海道(国道15号線)と東海道(国道1号線)の兄弟。
しかし横浜まで来たところで兄が突然病に倒れます。
そしてこの地でわずか29.6歳(km)の人生を終えます。
ここから先は兄の使命を引き継いで、弟・東海道(国道1号線)の一人旅が始まります。
兄を亡くしてすぐ、同じ横浜の地で第一子「国道16号線」を儲け産み落とします。
国道16号線には南の横須賀を目指すよう指示し、東海道はさらに南西へ進みます。
やがて、静岡県清水まで進んだところで第二子「国道52号線」、次いで浜松で第三子「国道42号線」、第四子「国道23号線」と産み落としつつ、さらに西進を続けます。
このあたりは太平洋沿いの日当たりの良い明るい道のりです。
たどり着いた名古屋の地では、第五&六子である「国道19号線」「国道22号線」の双子を産み落とします。この二本には北へ向かうよう指示して別れます。
また四日市では第七子「国道25号線」を産み落とし、彼には伊賀の山中へ進むよう指示します。
さらに西への旅を続ける東海道。琵琶湖のほとり栗東という地で、ある驚くべき国道と出会うのです。
彼の名は「国道8号線」。彼はなんと、日本橋で別れ北へ向かった弟・奥州ノミコト(国道4号線)の孫!
思わぬところで大甥と出会った東海道。
意気投合した二人は、合流して共に京都を目指し進みます。
しかし、たどり着いた京都は別れの地となります。
栗東で合流した「国道8号線」は、既に体力の限界だったのでしょう。
たどり着いた京都で息を引き取ります。
東海道は、これまでずっと日本海沿いを進んできた「国道8号線」の意思を継ぐことを心に決めます。
そして、この地で産まれた第八子「国道9号線」に「国道8号線」の意思を相続させて…北西の海沿いを目指すよう指示するのです。
また京都では、第九子「国道24号線」も誕生しています。
長かった東海道の寿命も残りわずか…。
ついに大阪の地で最後の双子、第十&十一子を産み落とし永眠します。
最後の遺言として第十二子の「国道26号線」には大阪から和歌山へ、そして第十三子には、我が生涯の使命である西の海への事業を託し…「国道2号線」と名付けます。
東海道(国道1号線)、760.9年(km)の長い長い人生でした…。
この物語は…次の世代、国道2号線に受け継がれ、西の海へ向かう旅が続けられるのです。
果たして、国道2号線に待ち受ける運命とは?
第一章 完(笑)
え?続き?いります?
旧一級国道シリーズはこちらです