こんにちは!旅人サイファです。
昨年秋にふらっと出かけた鹿児島県旅行記。
前回ご紹介した『出水ツル観察センター』を離れて、出水市中心部へ向かいます。
途中、大きな鳥居の神社がありましたので…立ち寄ってみることに。
ここは『箱崎八幡神社』。福岡の有名な神社『筥崎宮』から勧進された神様がいらっしゃる神社のようですね。
起こりは島津家初代忠久公の時代。
公が海で大嵐にあった際、福岡筥崎宮の神に祈ったところ、無事に着岸できたという故事に由来するみたいです。
ここ出水市は日本一のツルの越冬地。境内にはツルがたくさん!
特に神門の両脇には高さ2mを超す大鶴!なかなかの迫力です。
この神門には…とある日本一が掲げられています。
それがこちら!
分かりますか?この巨大な鈴!高さ4m、直径3.4m、重さ5tという超ビックサイズ!
この鈴にもちゃんとツルのが描かれていますよ!
静かな雰囲気の境内。正面の拝殿でご挨拶しましましょう。
御祭神は筥崎宮と同じく『応神天皇』及び『神功皇后』そして『武内宿禰』の三神です。
八幡神社さんは概ねこの三柱の神様をお祀りしています。
参道脇には…もう一つ興味深いものが。
こちらも巨大な鈴の形をしています。
中に納められているのが…こちら!見えますか?
小窓に見える粒のようなものが…!
頑張って拡大したのがこちら!なんとなんと日本一小さい鈴!そのサイズ直径1.5mm!
傍らに置いてある虫眼鏡が無いとよく見えません(笑)
実はここ出水郷は、島津家発祥の地。
それだけに島津家中からも特別大切な土地と見られていました。(※都城を発祥とする説も有力)
豊臣秀吉による九州征伐を受けて、一時期島津家はここ出水郷を没収されてしまいます。
しかし、その後の朝鮮出兵の折、薩摩島津軍は大陸で大活躍。
その恩賞として、改めて出水郷を島津領として下賜されたという歴史を持っています。
島津領復帰してすぐに、ここ『箱崎八幡神社』の再建を指示したとも言われていますので、それだけ島津家にとって大切な土地だったのでしょう。
アクセス
南九州自動車道 出水ICより15分
参拝時間
24時間自由
拝観料
無料
定休日
年中無休
駐車場
無料駐車場完備
アドレス
鹿児島県出水市上知識町46
0996-62-2219
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