本日放送のNHK大河ドラマ『麒麟がくる』ざっくり解説記事です。
今回の話で信長から切腹の命令が出た「三淵藤英(みつぶち ふじひで)」は代々室町将軍家に仕えた家柄。
物語の冒頭で、光秀の次女「たま」との生け花を通じた交流が描かれていました。
「三淵藤英」の実の弟「細川藤孝(ふじたか)」は、この後、信長の配下となった光秀の片腕として、明智軍団の中枢を担います。
そして…「細川藤孝」の息子「細川忠興(ただおき)」は光秀の娘「たま」と婚姻を結びます。
つまり、「たま」と「三淵藤英」の交流は、未来の叔父と姪の間柄になるのです。
また、今回本能寺の変のキーマンのひとり、「斎藤利三(としみつ)」が光秀の元へ助けを求めて来ました。
「斎藤利三」はやがて、「細川藤孝」と並び、明智軍団の中核を担う存在になります。
しかし…いざ本能寺の変と続く山崎の戦いでは、その立場を異にします。
この「斎藤利三」の去就問題も、やがて来る本能寺の変のきっかけのひとつと言われています。
さて、今回はまた、明智光秀に新たな使命が下されました。
それは京都の西隣「丹波国攻略」。
丹波国の先には丹後、但馬、因幡、伯耆…山陰道が続いています。
信長は南の山陽道を羽柴秀吉に任せ、北の山陰道を光秀に任せたかったのだろうと思います。
京都のすぐ隣とはいえ…深い山が続く丹波国。
統一した大名も出なかったこの国は、同じく山深い信濃国と同じように、盆地ごとに割拠した国人衆の勢力の強い不思議な国でした。
そしてこの丹波攻略戦で…光秀は手酷い仕打ちを受けることになるのです。
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