こんにちは!旅人サイファです!
今回は旧国名シリーズから、旧上野国・現群馬県のお話をお送りします。
皆さん、ご友人に群馬県民の方がいらっしゃいませんか?
もしもいらっしゃったら…
「鶴舞う形の?」
と聞いてみてください。
恐らくそのご友人が真性の群馬県民でしたら…瞬間にこう回答が帰って来るはずです。
「群馬県っ!!!」
…と。
この『上毛かるた』は、以前、旧信濃国(現長野県)の記事でも書いた、『県歌・信濃の国』と同じような存在です。
長野県民がほぼ全員『県歌・信濃の国』を歌えるのと同じように、群馬で生まれ育った県民はほぼ全員が『上毛かるた(全44種)』を暗記しているのです!
いくつか例を見てみましょう!
あ 浅間のいたずら鬼の押出し
き 桐生日本の機(はた)どころ
く 草津よいとこ薬の温泉
い 伊香保温泉天下の名湯
と 利根は坂東一の川
う 碓氷峠の関所跡
いや!すごい!群馬県内の名所が見事にピックアップされている!
これだけではなく…
れ 歴史に名高い新田義貞
ほ 誇る文豪田山花袋
へ 平和の使い新島襄
と、いった郷土の偉人や…
そ そろいの支度で八木節音頭
ね ねぎとこんにゃく下仁田名産
か 雷と空っ風義理人情
り 理想の電化に電源群馬
と、いった名産、文化、風土や産業までも。
群馬県では、毎月1月に予選大会と毎年2月に行われる『上毛かるた競技県大会』に向けて猛練習に励むと言われています。
その参加人数は毎年、約9万人とも!
上毛かるたは全部で44枚。
群馬県で生まれ育った方は、全種類暗記しているのが当たり前とか!
郷土の名所や偉人、文化を知り、群馬県に愛着を持つようになること間違いなし!
素晴らしい文化だと思います。
もしも群馬県民とお友達になったら…「鶴舞う形の?」とそっと聞いてみてくださいね!
次回です!
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