こんにちは!旅人サイファです!
本日はシリーズ【旧一級国道をめぐる】の第6回!
今回は国道26号線〜30号線をお送りします!
大阪梅田新道〜和歌山市県庁前
総延長70.5km
経由する県は2府県(大阪、和歌山)
起源は紀州街道。
大阪から和歌山へ行くことに特化した国道。
起点の大阪梅田新道は国道1号、2号、25号、26号の決接点。
旧一級国道が4本集まる交差点はここを含めてごくわずか。
梅田からなんば、堺、岸和田と大阪府南部の主要都市を繋ぎながら大阪湾沿いに和歌山県内へ入る。
終点の和歌山市県庁前交差点も国道24号、26号、42号と3本の旧一級国道の終点でもある。
大阪南部、特に和泉エリアにとっては生活に密着した重要な道路。
ほぼ全線に渡って南海本線が並走する。
また、堺市から和歌山市までは高規格道路である第二阪和国道が並走している。
国道27号線
総延長135.0km
経由する県は2府県(福井、京都)
起源は若狭街道。
国道8号線から分岐して、敦賀から若狭湾沿いに小浜、高浜、舞鶴と進み南下。
これは他には国道37号(終点長万部)のみ。
福井県嶺南(若狭)エリアに住む人々の生命線。
近年舞鶴若狭自動車道が全線開通し、ようやくこの国道27号線への依存度が低下した。
敦賀~舞鶴までは小浜線、舞鶴~綾部までは舞鶴線、綾部から京丹波までは山陰本線が並走する。
国道28号線
神戸市中心部〜徳島市中心部
総延長198.8km
起源は上方と四国を結ぶ『四国街道』
淡路島を貫いて本州側の神戸市と四国側の徳島市を結ぶ、まさにブリッジとして機能する国道。
以前はそれぞれフェリーが運航していた。
現在は神戸淡路鳴門自動車道が並走しており、淡路島の両端は明石海峡大橋と大鳴門橋で接続されている。
特に明石海峡大橋は全長3911mと世界一の長さを誇る吊橋である。
淡路島唯一の国道であり、淡路島の島民の生活に欠かせない道路。
観光施設やロードサイド店舗も多く、淡路島を訪れる人間のほとんどがこの道を走る。
国道29号線
総延長118.6km
中国山地を南北に縦断し、山陽と山陰を結ぶ陰陽連絡路線のひとつ。
旧一級国道は全部で3本あり、全てが国道2号線と国道9号線とを接続している。
姫路市を起点として北上。
播磨北部の山中を抜け、標高900mの戸倉峠を越えて鳥取市内へ至る。
国道30号線
総延長63.2km
中国地方の旧一級国道としては唯一国道2号線・国道9号線からの起点とならない珍しい国道。
岡山駅前からスタートし、国道2号線を乗り越えて南下、玉野市の宇高港から瀬戸内海を越えて高松市まで続く。
この海上区間は、かつて、宇高連絡船が運航され多くの乗客がここから四国へ渡っていた。そのため昭和期には四国旅行の思い出はこの宇高連絡船が欠かせないものであった。
現在は、1988年に開通した瀬戸大橋にその役割を譲り、2019年に運航休止、109年に渡る歴史に幕を閉じた。
本州と四国を結ぶ瀬戸中央自動車道(瀬戸大橋)、及び瀬戸大橋線がほぼ並走している。
ここまで…
国道1号線~30号線
通過した県は44都道府県。
通過していない県は残り3県で変わらず!
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