先週は台風接近のため放送されなかった、NHK大河ドラマ『麒麟がくる』!
足利13代将軍足利義輝(よしてる)に危機が迫っています。
この足利義輝。
実に不遇を囲った将軍です。
幼少の頃より父・将軍義晴と共に京都を追われ、元服したのも近江坂本。
将軍宣下を受けたのはわずか11歳。
この将軍宣下の儀式も京都では行われず、近江坂本の隠棲地で行われています。
京都に戻ったのは…なんと将軍宣下をうけてから6年後。
将軍とは名ばかりの存在でした。
二条御所で三好勢から襲撃を受けた際…将軍義輝は畳に将軍家伝来の宝刀を何本も突き刺し、刃こぼれしたら次の刀、その刀も刃こぼれしたら次の刀…と、取っ替え引っ替えして奮闘したと言われます。
それもそのはず。
将軍義輝公は当代随一の剣豪・塚原卜伝から免許皆伝を受けていたほどの剣の使い手。
剣豪将軍と呼ばれる所以です。
しかし奮闘及ばず…。次週どのように描かれるか、必見です。
こうして時代は…三好・松永に擁立された14代将軍義栄、そして後に織田信長に擁立され将軍となる15代将軍義昭(よしあき)の時代へと進んで行くのです。
この当時は奈良興福寺にて出家生活を送っていました。
今回の話でも、三好方の刺客に追われる場面が描かれていましたね。
この義昭公。
やがて足利将軍家最後の将軍として…次の時代へバトンを渡す重要な役割を担うことになるのです。
次回です!
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