こんにちは!旅人サイファです!
今回はグルメのお話。
日本人の大好きな鰻についての記事です。
近年、稚魚であるシラスウナギの激減により超高級料理となりつつある鰻。
この鰻の調理法ですが、東日本と西日本で差があるってご存知でしたか?
東日本 江戸前
東日本の鰻の特徴は大きく2つ!
① うなぎを捌くのは背開き!
② 焼く前に蒸す!
西日本 上方
一方で西日本の鰻は?
① うなぎを捌くのは腹開き!
② 蒸さずにそのまま焼く!
一般的に言われるのは、江戸は侍の町であったため、切腹に通じる…と腹開きが敬遠されたとも言われます。
しかしどうやら、当時の江戸には熟練の捌き手がおらず、難度の高い腹開きではなく、スピーディーに捌ける背開きが好まれた…とか。
また焼く前に蒸すのは、せっかちな江戸っ子に合わせるためとか。
先に蒸しておくことで、火を通す工程を短縮できるそう。
この、蒸す蒸さないで食感は大きく差が出ます。
東日本の鰻はあらかじめ蒸してあるために、食感はふわふわ!
口に入れるとほろけるようでとても食べやすい。
一方西日本の鰻はただじっくりと焼くだけ!
ですので、食感はぶりぶり!
鰻本来の風味をそのまま味わうことができます。
その代わり、関東のようなふわふわ感はありません。
なお、東と西の境界線はどこか?
こちらもよく議論されるところですが、どうやら浜名湖と豊橋あたりが境界みたいですね。
ちなみに土用の丑の日にうなぎを食べるという風習は、江戸時代に作られたムーブメント!
かの発明家・平名源内が、夏場に売れ行きの悪かったうなぎ屋さんからの依頼を受けて作り出したキャッチコピー!
本来は冬が旬のうなぎを夏場にも売り出そうと、夏バテ対策、滋養強壮をアピールしたもの!