こんにちは!旅人サイファです!
今回は新幹線の裏技を伝授!
と、言っても不正をする訳でもなんでもなく…JRが正式に提供しているサービスを組み合わせるだけで、新幹線の乗車券や特急券をお安くできてしまうというテクニック!
そのサービスとは…『レール&レンタカー割引』
JRの乗車券・特急券と駅レンタカーとの組み合わせで、実はJRの料金がぐっ!とお安くなるのです。
ルール
- JRを201㎞以上利用すること(片道・往復問わず)
- 特定期間は適用外(年末年始・GW・お盆は不可)
- 特定列車は適用外(※後述)
- 同一行程であること
- 適用は押さえたレンタカーの乗車制限人数まで(8人乗りなら8人分割引!)
- まずレンタカーを予約し、その予約番号を持ってみどりの窓口でJRきっぷを購入する
驚くべきは、その割引率!
条件さえクリアしてしまえば…
乗車券20%引き
特急券10%引き
なんと、総額で18%ほどの割引を受けられるのです!
(その代わりレンタカー代金は発生します)
飛行機と違い、JRの料金はびっくりするような割引はほとんどありません。
特に、大幅割引の少ないJR東海エリアの東海道新幹線でその効果は絶大!
JR東日本エリアの東北新幹線、上越新幹線には、えきねっとトクだ値の大幅割引がありますが…その用意数はごくわずか!
トクだ値チケットをゲットできなかった場合はこちらを有効活用すれば恩恵は大きいです!
しかし、このレール&レンタカー割引ですが、東海道新幹線においては致命的な弱点があります。
それは…『のぞみ号は適用外』
なんと!最も本数の多い速達型特急『のぞみ号』に乗った場合は、割り引かれるのは乗車券のみ。
特急券の10%引きは適用されないのです。
いやしかし。
これを逆手に取ってしまえばよろしい。
最速型の『のぞみ号』
準最速型の『ひかり号』
各駅停車の『こだま号』
の三種類。
最速型の『のぞみ号』ですと…東京駅から最速で
名古屋駅→94分
京都駅→128分
新大阪駅→142分
新神戸駅→156分
岡山駅→189分
準最速型の『ひかり号』なら…東京駅から最速で
名古屋駅→101分(+7分)
京都駅→154分(+26分)
新大阪駅→174分(+32分)
新神戸駅→188分(+32分)
岡山駅→254分(+65分)
岡山駅まで行くとかなり時間差がついてしまいますが、新神戸駅までなら許容範囲!
しかもしかも!
『のぞみ号』は自由席はわずか3両しかありませんが、『ひかり号』は自由席がなんと5両!
そもそも新幹線を利用する方は名古屋以西に行く方がほとんどですので、『ひかり号』は普段ほとんど混雑しません!
と、いうことで『ひかり号』+レール&レンタカー割引こそが最強の組み合わせになりうるのです!
それでは、見ていきましょう!
東海道新幹線ひかり号+レール&レンタカー割引相対表
片道版
表の見方
縦軸は人数 横軸は目的地
上の表内の数値は割引額を載せてあります。
例えば東京→新大阪を1人で利用の場合。
正規運賃(お一人様)
- 乗車券→8910円
- ひかり号指定席特急券→5940円
=合計14400円かかります(下部の表参照)
ここからレール&レンタカー割引で乗車券20%引き特急券10%引きすると…
=12070円
14400-12070=2330←(表内の数字はこれ)
なんとなんと!
2330円引きで新幹線に乗れるのです!
しかしこれに別途で、レンタカー代金(最安値は軽自動車6時間利用の代金5740円)が発生します。
この場合、結果として割引額<レンタカー代金になってしまうので、メリットはありません。
(はじめからレンタカー借りる予定でしたら格安ですが)
ですが…これが8人になるとどうでしょうか?
レンタカーは8人乗りになりますので、最安値で14740円(ワンボックス6時間利用)
しかし…割引額は2330円×8=18640円!!
割引額>レンタカー代金
つまりレンタカー代金を割引額が上回ります!
と、いうことは…?
レンタカーが無料で借りられる!加えて新幹線も割引!
という夢のような恩恵が受けられるのです!
この、人数とレンタカーの乗車人数、新幹線の割引額をまとめたのがこの表です。
レンタカーは…
8人→ワンボックスカー ※14740円
6.7人→ミニバン ※9460円
5人→普通乗用車(セダン) ※6260円
4人以下→軽自動車 ※5740円
の、それぞれ6時間利用最安値で計算してあります。
駅レンタカー自体は単価が高いので、使うのははじめの6時間限定がおすすめです。
もちろんそのまま使い続けてもオーケー!
表の黄色い部分は
レンタカー代金よりも割引額が上回る組み合わせ。(お得ライン)
赤い部分は割引額が5000円以上上回る組み合わせです。(超お得ライン)
5000円を上回るということは…レンタカーが6時間無料で使えるのに加えて、トータル5000円以上新幹線が安くなるということ!
※注意
割引ルール上、JRには201㎞以上乗車しないといけないため、片道の場合は熱海、三島、静岡は適用外になります。
往復版
さて、ここからが真骨頂!
上にあげたのは片道版でしたが…これが往復になるとどうなるでしょうか?
そのほとんど全てが割引額が上回るパターンに入ります!
こちらの表は
黄色→レンタカー代金よりも割引額が上回る組み合わせ(お得ライン)
赤色→割引額が5000円以上上回る組み合わせ(超お得ライン)
ピンク→割引額が10000円以上上回る組み合わせ(最強お得ライン)
なんとなんと!
うまく組み合わせれば、レンタカー無料に加えてトータル20000円以上の割引が発生する場合も!
こちらの表で最も割引額が大きいのが。
東京⇔新神戸
8人利用→トータル24300円お得!
7人利用→トータル24700円お得!
レンタカー無料で使える上に、1人あたり3000円以上も乗車券&特急券がお安くなるという夢のようなお話!
東海道新幹線の場合のお得ライン。
最低、2名以上で東京⇔名古屋駅往復するだけで、レンタカー代金以上の割引をゲットできますので、レンタカー不要でもこの割引のためにレール&レンタカーを確保しておくのがおすすめですよ!!
まとめ
このレール&レンタカー割引技のポイントは以下の通り!
現地までは新幹線。現地での移動はレンタカーというスタイルで旅行される方も多いと思います。
そんな方には今回ご提案した割引は使いやすいかと思います。
ポイントは駅レンタカーを短く!
初日の6時間だけ駅レンタカーを使用する。
2日目以降もレンタカー使いたい場合は、別の格安レンタカーに切り替えるのも推奨です。
※レンタカー不要の場合は現地でキャンセルすればOK!ただし払い戻しは厳禁!払い戻しを受けると、レール&レンタカー割引が効かなくなり、差額請求の対象となるようです。
おまけ
参考としてJR東日本エリアの相対表も載せておきます。
およそ半額になる『トクだ値スペシャル』のチケットを取れなかった場合は、このレール&レンタカー割引も狙ってください!
片道版
往復版
上越新幹線の得するラインは…3人以上で越後湯沢より遠くを往復!
新潟まで行く場合は2人からでもお得!
北陸新幹線の得するラインは…3人以上で長野より遠くを往復!
富山や金沢まで行く場合は2人からでもお得!
東北・山形・秋田新幹線/北海道新幹線
片道版
往復版
東北新幹線の場合は『やまびこ・つばさ号』と『はやぶさ・こまち号』で料金システムが変わりますので2パターン用意!
やまびこ・つばさ号の場合のお得ラインは…3人以上で郡山より遠くを往復!
はやぶさ・こまち号の場合のお得ラインは…2人以上で仙台より遠くを往復!
しかもなんとなんと!
新函館北斗往復の場合は1人でもレンタカーを上回る割引額をゲットできちゃうんです!
8人集めたら…その差し引き割引額は42000円オーバー!?
ええ。1人の新幹線タダ!
新幹線の長距離移動をする際は、不要でもレンタカー合わせて予約しちゃう方がお得になってしまいます!
知ってると知らないとで、かなり差が出る!
レール&レンタカー割引の裏技でした!
今回は東京駅起点のケースのみで計算してあります。
別経路の場合は、表に記載の「営業キロ」をご参考ください。
また、繁忙期の適用外期間には充分お気をつけください!
この期間は割引率ゼロですので!
その他の便利情報!(Gotoもあります!)