こんにちは!旅人サイファです。
今回は歴史&地理の豆知識!
日本の首都について記事にしてみます。
さて!みなさん、問題です!
現在の日本の首都は…どこでしょうか!?
…
…
…
はい!
皆さん一斉に!せーの!
「とーきょうー!」
…
…
…
ぶっぶー。
え!?
日本の首都は、一般的には東京と考えられていますが…
実は法律で規定されていないのです。
天皇がお住まいなのも東京。
政府が置かれているのも東京。
経済活動の中心地も東京。
なのに!?
実は『日本国の首都は東京とする』とは、どの法律にも規定されていないんです!
これは、参議院のHPにも載っている正式な見解。
実は、首都を定める法律は、現在ありません。
しかし、東京が日本の首都であるという確信は、これは日本国民だれもが疑いなく、そう信じていることであろうと存じます。ただ、法律上「首都圏」という文言はあり、「東京都の区域及び政令で定めるその周辺の地域を一体とした広域」あるいは「埼玉県、東京都、神奈川県その他政令で定める県の区域を一体とした区域」と定められています。
かつて、昭和25年に成立した『首都建設法』という法律では東京を首都と規定して法律が作られていました。
しかしこの法律は役目を終え、昭和31年に廃止されています。
それからは、みな『なんとなく首都は東京』と思っているに過ぎないんです。
しかも過去を遡ってみると。
『ちょっと(東京へ)行ってくる』
と京都市民へ言い残して旅立ったとも言われています。
『ちょっと行ってくる』!?
『東京に首都を移すからね。京都バイバイ。』
では無いんです!
この時も「翌明治3年3月には京都で大嘗祭やるために戻るからね」と言い残して出発。
東京の宮城(皇居)に入ると、「天皇陛下が東京にいる間は」という限定で太上官(政府中枢)を東京に移してしまいます。
京都市民と約束していた明治3年3月を迎えても…。
「いまだ東北方面の平定が鎮まっていない」という理由で京都への環幸は延期。
結局…そのまま東京に居残り続けて現在に至っているのです。
つまり、現在も「天皇陛下が東京にいる間」という限定状態が継続中!
ですので、現在に至るまで京都御所はそのまま残されていますし、御所内の高御座もそのまま!
京都から見れば、あくまでも東京へは『ちょっと行ってくる』でお出かけしているだけ。いずれ戻ってくる!
という気持ちで京都御所その他を守っているのです。
そんなこんなで、実はいまだ定まっていない日本の首都(みやこ)。
東京と京都という2つ都。
曖昧なまま、100年以上が経過しているのです。