こんにちは。旅人サイファです。
先日、こちらで記事にしました長野県の話。
記事内でも触れていますが、長野県は日本一多くの県と境を接しています。
群馬県、新潟県、富山県、岐阜県、愛知県、静岡県、山梨県…そして埼玉県。
ご存じの方は多くないかと思います。
実は、長野県と埼玉県はお隣なのです。
が!!
この埼玉県から長野県へとを結ぶ道路は…ただの一本しか存在しません。
この道は…よほど拡大した地図にしかこの林道は表示されません。
延々と伸びるダートの林道。
この林道に一度入り込んだら…どこにも抜け道はありません。
ひたすらゴールへ向かうのみ。
恐らく…バックすら厳しい道が待っています。
その道の名は…通称中津川林道。
正式名は…
埼玉県側が秩父市道大滝幹線17号線(未舗装路)
長野県側が川上村道19号梓山線(舗装路)
よほどの地図マニアでないと知らないかもしれません。
Googleマップでも、かなり拡大しないとこの道は表示されません。
ためしに、ルート検索してみました。
埼玉県秩父市中津川渓谷より長野県川上村梓山地区まで。
およそ33キロ。
経路検索してみると…およそ2時間!?
周辺はこのあたり。
最高地点は三国峠。
南への稜線上には甲武信ヶ岳。
この南北わずか10㎞だけが、埼玉県と長野県の接する部分。
ちなみに、中心街の秩父市役所から川上村役場までの経路を検索すると…
およそ3時間55分。
これ、ひとつの県境を越えるだけですからね。
通常、県と県を跨ぐ道路は国道として整備されます。
しかし。ここは市道と村道。
それだけ往来も少なく整備も行き届いていないことが伺えます。
Google Mapのストリートビューも途中で途切れています。
が。
拡大してみると、世にも恐ろしい文言が。
この道路の通行したことにより発生した事故については一切の責任を負いません
落石にぶち当たろうと、路肩から転落しようと、完全自己責任。
こんな道を二時間もとても走れない!
ですが、林道マニアの猛者にはここも人気スポット!
いくつも走破レポートが載っていますので、興味があればそちらもご覧ください。
恐らく…日本一行き来のしにくい県境である埼玉県と長野県。
恐怖に打ち勝ち、二時間の林道ドライブを楽しめる方は、どうぞチャレンジを!
しかし全て自己責任で。私は…怖くて行けません(笑)
なお、入口の秩父や川上村周辺のお宿はこちらから!
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