ついに斎藤道三と斎藤高政親子の決戦、長良川の戦いが描かれました。
明智光秀の人生を区分に分けると
① 美濃・斎藤家の家臣時代
② 越前・逃亡時代
③ 織田信長家臣時代(前半)
④ 織田信長家臣時代(後半)
⑤ 本能寺前後
と分けられますが…
今回の長良川の戦いを持って一区切りとなりますね。
光秀はこの戦いを期に美濃を追われ、越前の朝倉家の元に身を寄せる流浪の身になります。
今回は、小さな地方領主・国衆の悲哀がよく表現されていましたね。
特に叔父光安からの家督相続の場面。
ひとつ選択を謝れば、討伐され追放もしくは斬首される命運の小さな存在。
家を継ぎ、家を保ち、領地を守る。
どれだけの苦労があったことでしょう。
特に明智家のような古くからの国衆は、父祖伝来の土地と民衆を守るために密接な関係を築いていました。
その小領主が土地を離れることは、何もかも失うということ。
現代でいえば、失業どころか住所も住民票すら失うに等しい。
これから、光秀は…流浪の身として生きていきます。
それを思うと、やがて織田信長に仕え再び名を成すということの重さがより深く感じられます。
近江坂本で城を与えられた時…光秀は何を思ったか。
これからの光秀の行く末に目が離せませんね。
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