こんにちは!旅人サイファです!
今回は全国にある市町村の話。
日本在住の読者の皆様は、どこかしらの市民、町民、村民かと思います。
(東京23区民を除く)
市、町、村。
日常的に使っている言葉ですが…その違いを理解している方は少ないかもしれません。
村の条件、町になる条件、市になる条件。
実はそれぞれ基準があるんです。
今回は、市、町、村の違いを簡単に説明しますね!
村の条件
まずはじめは村を規定する条件!
それは!!
特にありません
え。
実は村になるための条件というものは規定されていないのです。
町の要件も市の要件も満たしていない場合…自動的に村となります。
令和2年現在、183の村が存在します。
町の条件
それでは次のグレード、町になるために条件はあるのでしょうか?
これはきちんと規定があります。
各都道府県の条例によって、いくつかの条件を満たせば村から晴れて町へと昇格することができるのです。
この条件ですが…実は都道府県によってまちまち!なので、全国統一の条件というものはありません。
① 人口要件
まずはこれが驚き!町に昇格するための条件!
厳しい県は人口15000人以上!(栃木県)
と大きな幅があります。
その他の県は概ね5000人以上もしくは8000人以上の人口を有すれば町へ以降できる県がほとんどです!(県によって要件は異なる)
② 中心市街地
町内全世帯のうち6割以上がその中心市街地に集中していること。
(割合は県によって異なる)
③ その他必要な施設が備わっていること
必要な官公署や商工業に従事する人口が一定割合以上。
令和2年現在、743の町が存在します。
なお、一度町になった村が要件を満たさなくなった場合は、県議会の議決を経ない限り、村に戻ることはありません。(過去前例なし)
市の条件
それでは市町村の最高グレード、市へ昇格は国の法律(地方自治法)で定められています。
こちらは町の要件と異なり、全国一律の基準が存在します。
① 人口要件
人口50000人以上!
(新規合併措置の場合30000人以上でも可)
② 中心市街地に6割以上が集中。
③ その他必要な施設が備わっていること。
なお、令和2年現在、792の市が存在します。
市も町と同じく、人口が減る等で一度市になったものが要件を満たさなくなっても議会の議決を経なければ町に戻ることはありません。(こちらも前例なし)
まとめ
『市』になるためには!
人口50000人以上(+諸条件)
『町』になるためには!
人口概ね5000人、または8000人以上(+諸条件)
※県によって異なる
それ以下は全て『村』です!
市町村にも、きちんと基準があるんですね!